HSC (人一倍敏感な子) 気質がある息子

私の息子はこの夏3歳になりました。
生まれた時から激しく泣き、様々なことにとても敏感でした。
最近少し巷でも知られるようになった、HSC ( Highly Sensitive Child = 人一倍敏感な子 。大人ではHSPと言われています)です。
HSCは病気ではなく、あくまでもその子の〝気質〟であるため、病名ではありません。

HSCを育児する側から表現すると

「とにかく大変」
「とにかく手がかかる」
「難しい子」

です。

これまで日常で大変だったことは上げきれないほどですが、ザっと思い出すと以下の感じです。↓

【誕生から1歳くらいまで】
●布団に置いて寝ることができない(お布団に置こうとすると火が付いたように泣くため、生後10ヶ月の断乳するまでずっと抱っこorおんぶでお昼寝)
●お昼寝しても1時間ほどで一度起きる。
●寝起きは激しく泣き、抱っこを振り払ってケガをしてしまうレベルで騒ぐ。落ち着くまでに30分はかかる。それが朝、午前寝、午後寝と1日3回。
●お布団で寝られるようになってからも、iPadを閉じる「カチッ」という微かな電子音でも起きる。

【2歳前から】
●1歳半過ぎからハマったアニメへのこだわりが強く、大好きなアニメの番組しか見ない。朝から晩まで、そのアニメの話しかしない。1日中喋りまくっている。
●物をきっちりと整列させたりしないと気がすまない。並べた位置が少しでもずれたりすると、この世の終わりかのように泣き叫び暴れる。
●お昼寝から起きての不機嫌・暴れる状況は変わらず。
●一時保育を利用するようになったが、外での様子と家での様子が全く違う。
外では手がかからず、とても社交的でニコニコしていてとっても良い子。家に帰ってくると「うるさい!」を連呼。危ないことをした際に「危ないから気を付けて」と軽く注意するだけでも泣いて怒り出す。(〝うるさい〟の発言はアニメの影響に加え、周りの子と遊んでいた時にインプットしてしまった感じ)
●一時保育の場ではトイレに行って自分でできるが、家では「匂いがイヤなの」といって全く行こうとしない。行こうと誘うだけでも怒り出してしまう。(匂い対策はかなりやりましたが。。)
●癇癪のオンパレード

…キリがないのでとりあえずこれくらいで。。

専業主婦だった私は、この状況に毎日ずっと向き合うのが本当にしんどかったです。
正直に話すと、死にたいほど辛くて、とにかく助けてほしくて子どもセンターへ行って助けを求めたり、臨床心理士さんへ相談しました。
私は保健師だけれど、どう思われようと何でもいい。とにかく助けてほしい。
あまりにも苦しくて、夫と息子が夜寝た後に、人に迷惑をかけずに命を絶てる場所を探して歩き続けたこともありました。
臨床心理士さんの支えもあり、何とか最悪の事態には至らなかったのですが、苦しい状況は続きました。

何が悪いのか?

栄養の資格を持っていた私は、栄養が満ちている子どもはニコニコしていて手がかからないという情報を知っていたため、息子には何かが足らないのかもしれないと思い、食事に気をつけたり、赤ちゃんから使えるサプリメントを試したりしました。
(※子どもの発達・サプリに関しては別テーマでお話しします。)

どうしたら息子と穏やかに過ごせるのかを模索する毎日。
頭の良し悪しなんてどうでもいい。
私は息子と普通に穏やかに過ごしたい。
その普通ができない。
そう思うと涙が止まりませんでした。

心理士さんからは「マンパワーが必要」との意見をいただいたのですが、私たちは近くに頼れる親戚等おらず。住んでいた地域で行政に相談しても自分が望む支援を受けられなかったことに加え、近隣の保育園の一時保育の予約も全く取れなかったため、我が家は思い切って夫の実家近くに引っ越しました。

夫の実家近くに引っ越したことにより、義父母の力を少し借りることもできるようになったのですが、毎日繰り返される息子のジェットコースターのような感情に振り回されることは変わらず。
私のメンタルはボロボロのままでした。

行政に相談しても、心理士さんにアドバイスをもらっても、身近にいる人に相談しても、結局は苦しい。
私は何度も何度も「もう育てられない」と思っていたし、夫にも実母にもそのことを捨て台詞のように言いました。
「みんな言うのは簡単だよ。じゃあどうしたらいいの?助けてよ!この子を産んだのは私だけど、情けないけど、私なんかじゃ育てらんないんだよ!」

完全に育児ノイローゼ、うつ状態でした。

長々となってしまったので、HSC気質の息子に関してはここまでにしようと思います。
とても重い話になってしまいましたが。(汗)
今振り返ると、妊娠前からの私の栄養状態も息子の状態に大きく関係しており、息子との関係を改善していくにはその栄養状態の改善(私も息子も)が必要だったと思います。
しかし、栄養だけではないとも思います。

この苦しい状況からやっと抜け出すために必要であったと思うことに関しては、次回テーマ『育児ノイローゼ・悪化した夫婦関係の沼から脱するために必要だったこと』でお話していきます。
そして、栄養療法を実践していった結果、息子にも大きな変化があったので、そのお話も後々。

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